STITT MEETS BROTHER JACK (Prestige) |
| - Sonny Stitt |
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Sonny Stitt (ts) Jack McDuff (org) Eddie Diehl (g) Art Taylor (ds) Ray Barretto (conga) 1962/02/16 |
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ソニー・スティットは、アルトサックスとテナーサックスの両方をこなす。 個人的な好みを言えば、私はテナーをプレイするスティットのほうが好きだ。 アルトよりも悠々としているし、泰然自若な貫禄を醸し出しているように感じるからというのが最大の理由。 アルトだと、どうしても“球質の軽いパーカー”のようなプレイゆえに、落ち着いて聴けないのだ。 だから、私が好きなスティットのアルバムはといえば、筆頭にはパウエルと共演した『スティット・パウエル・JJ』が思い浮かぶし、もう少しフォーマルな気分を崩して、リラックスして聴くスティットのテナーといえば、オルガンのジャックマクダフとの共演盤の本作が思い浮かぶ。 余裕しゃくしゃくの《オール・オブ・ミー》のテーマの旋律はどうだ。 原曲の面影は濃厚に残しているのだが、スティット流の独自のメロディが飛び出してきて、なかなか面白い。 最初から最後まで落ち着いた気分で聴ける演奏が続くが、これはひとえに、安定したマクダフのオルガン・ワークと、レイ・バレットのフロントを“煽る”のではなく“立てる”のが巧いパーカッションの賜物だと思う。 特に、あまり語られることはないかもしれないが、私はジャック・マクダフのペダルによるベースラインは、分かりやすい上に、とても安定していると思うのだ。 落ち着いた渋いグルーヴ感を放つこのアルバム中の演奏は、実はマクダフの左足の賜物なんじゃないかと思ってしまうほどだ。 いずれにしても、渋い組み合わせの、渋いアルバムであることには間違いない。 |
| (2003/12/01) |
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