THE CASE OF 3 SIDED DREAM IN AUDIO COLOR (Atlantic) |
| - Roland Kirk |
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Roland Kirk (ts,bass sax,flute,tp,strich,manzello) Pat Patrick (bs) Cornell Dupree (g) Keith Loving (g) Hugh McCracken (g) Arthur Jenkins (key) Hilton Ruiz (key) Richard Tee (key) Francisco Centeno (el-b) Metathias Pearson (el-b) Bill Salter (el-b) Sonny Brown (ds) Steve Gadd (ds) John Goldsmith (ds) Lawrence Killian (conga) Ralph MacDonald (conga,per) 1975年 |
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このアルバムには、2つの《エンターテイナー》がバージョン違いで収録されている。 個人的には《エンターテイナー(ダン・イン・ザ・スタイル・オブ・ザ・ブルース)》バージョンが大好き。 リズム・アンド・ブルース調のシャッフルリズムに乗り、気だるく、どこかユーモラスにトボケてテナーサックスを吹くローランド・カークは、様々な音を詰め込んでやろうと意気込むいつものアグレッシヴなカークとは趣きを異にする。 トレードマークの、サックスやストレッチ、マンゼロの“同時吹き”はない。ここではテナーサックス1本に専念している。 ゆったりと、肩の力を抜いた吹奏で、いつもの「音のテンコ盛りカーク」もいいが、たまにはこのようなホッとひと息つくかのごとくサックス一本に専念したカークのリラックスした演奏も趣きがあって良い。 私はこのような力の抜けたカークも好きだ。 しゃかり気になって頑張るカークの演奏ももちろん最高だが、このようなまったりリラックスな曲を聴いて、一服するのも悪くない。 シャッフル調のリズムと、ゆったりしたベースライン。 ブルースファンにもたまらない演奏なのではないだろうか。 余裕で吹いているに違いないカークのプレイからは、たっぷりとした栄養滲み出ている。 肩がほぐれ、いつしか口もとも綻んでくる、エンターテイナー・カーク奏でる《エンターテイナー》。 本当、多彩な表現力を持った人です、カークは。 ちなみに、このアルバムは、1枚分に満たない録音時間をなんとか1枚分に引き延ばそうと、途中で何度もSEを入れるなどして、悪く言えば“時間の水増し”が施されているアルバムではある。 しかし、効果的に挟まれたSEが不思議とこのアルバムの流れと独特の雰囲気を作り出していることも確か。 決して「世に売り出さんかな」的な内容では終わらない、濃厚な“カーク臭”を放つアルバムとして仕上がっている。 |
| (2007/10/12) |
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