MILT JACKSON (Blue Note) |
| - Milt Jackson |
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#1-9: Milt Jackson Quintet Milt Jackson (vib) Lou Donaldson (as) Milt Jackson (vib) John Lewis (p) Percy Heath (b) Kenny Clarke (ds) #10-17: Milt Jackson Quartet Milt Jackson (vib) Thelonious Monk (p) John Simmons (b) Shadow Wilson (ds) Kenny Pancho Hagood (vo) #15-17 1952/04/07 #1-9 1948/07/02 #10-17 |
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ミルト・ジャクソンはMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)で有名なヴァイブラフォン奏者だ。 しかし、MJQだけのイメージだけで彼を捉えると、彼の音楽性の半分しか押さえていないことになる。 彼の懐と引き出しは、我々が思っているよりも、もう少しだか深く広い。 MJQでの彼のプレイは、MJQの文脈に則った上での最上級の表現で、彼自身がリーダーとなると、MJQの4人によるトータルな音楽表現、つまりチームワークというタガが外れ、もう少し奔放になる。 しかし、ものすごく表情が変わるのかというと、そういうわけでもなく、誰と共演しても必ず「ミルト色」なるものが色濃く漂うところも面白いところ。 それは、共演者が誰であっても、だ。 たとえば、セロニアス・モンクやジョン・コルトレーンのようにアクの強いジャズマンでも、まったく違和感なく彼は演奏に溶け込む。 はたまた、ウエス・モンゴメリーやハンク・モブレイのようにワン・アンド・オンリーとでも言うべき音色の持ち主と共演しても、彼らの音を決して邪魔することはない。 邪魔することもなく、かといって自分を殺すわけでもない。 とくに、彼らのスタイルに合わせて自身の表現を変化させているというわけでもない。 いつもの音色といつものノリでピッタリと彼らの持つ表現スタイルを引き立てる。 なおかつミルト・ジャクソンだけにしか出しえぬ個性もキチンと発揮する。 これは、さり気ないようでいて、実はとてもスゴイことなのではないだろうか? そんなミルトの凄さがさり気なく伝わってくる名盤が、ブルーノートの『ミルト・ジャクソン』だ。 前半は、後年結成するMJQのメンバーに、アルトサックスのルー・ドナルドソンが加わった編成。 そして後半は、セロニアス・モンクとの共演(ブルーノートのモンクのリーダー作に収録されている曲とかぶる)。 ルイスとモンク。 まったくタイプの違うピアニストとなんの違和感もなく、見事に共存し、互いの個性を殺すことなく引き立てあっているところが、ミルト・ジャクソンが参加しているアンサンブルの面白いところ。 さらに、ふくよかでリラックスしたグルーヴ感だけが彼の持ち味ではなく、かなり鋭角的なヴァイブを弾く奏者なのだということも分かる。 曲は一部、同じくブルーノートのモンクのアルバムと重複するものもあるが、曲順違えば、同じ曲も新鮮に響く上に、聴こえ方も微妙に違ってくるので、新たな発見をすることだってある。 MJQ結成前の、若き日のミルト・ジャクソンの魅力が凝縮された一枚だ。 |
| (2009/11/06) |
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