THIS IS HONDA (Art-Union) |
| - 本田竹曠 |
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本田竹曠 (p) 鈴木良雄 (b) 渡辺文雄 (ds) 1972/03/24 |
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ジス・イズ・ホンダ! これが本田だ! はい、わかりました。 なんて分かりやすいタイトルなんでしょう。 そういえば、『マイ・ネーム・イズ・アルバート・アイラー』というアルバムもありましたね。 ロックだと、サロン・ミュージックの『ジス・イズ・サロン・ミュージック』。 いずれにせよ、分かりやすさとともに、強い自信を表明するかのようなタイトルでもある。 そして、このアルバム、「これが本田だ!」の自信に溢れたタイトルに恥じない、本当に素晴らしいピアノトリオなのだ。 ジャケットいっぱいに映るアフロ頭の白黒写真が怖いので、一瞬引いてしまうが(裏ジャケットも怖い・ちなみに)実際の内容は、美しく、力強いピアノだ。 一曲目の《ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ》から、もう、のっけからノックダウンさせられてしまう。 高音部のきらめくような、まばゆいばかりの美しさといったら! 真っ裸のストレートで、ダイナミックなんだけど、脆い一面も垣間見せるピアノといったら! 誰もいない狭い飲み屋の薄暗いカウンターで聴いていたら、絶対に泣いちゃいそうだ。 《バイ・バイ・ブラックバード》、《ラウンド・ミッドナイト》、《朝日のように爽やかに》…。 聴きなれているはずのスタンダードが、こんなに新鮮に聞こえるのはなぜなのだろう。 まったく奇をてらった演奏はしていない。 むしろ、ストレートに真っ正直な演奏だ。 それなのに、本田奏でるピアノは、なぜにこれほどまでに眩い光彩を放つのだろうか。 曲の素の部分に、本当に核となる部分に、ストレートに生命を吹き込んでいるかのようなのだ。 じっくり聴いていると、本当にあっという間に時間が過ぎ去ってしまう。 コテコテ過ぎず、かといって、あっさりもしすぎない。 本当、毎日聞いても飽きない、素晴らしいピアノトリオだと思う。 |
| (2004/03/01) |
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