TIME OUT (CBS) |
| - Dave Brubeck |
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Dave Brubeck (p) Paul Desmond (as) Eugene Wright (b) Joe Morrello (ds) 1959年7-8月 |
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以前、「音聴き会」で“ジャズ名盤特集”なるものをやったことがあるのだが、そのときに、予想外にウケが良かったのが、『タイム・アウト』の《ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク》だった。 トルコ風ブルーロンドね。 このアルバムは《テイク・ファイブ》が入っていることで有名なのだけれども、じつは、《テイク・ファイブ》自体は、それほど面白い演奏ではない。 ライブでは結構激しいピアノソロを弾いていてエキサイティングな演奏を残しているブルーベックだが、このアルバムの演奏は、ひたすら和音でリフを刻むのみ。 一切ソロはとらず、単なるリズムキーパーに徹している。 もちろんテーマのメロディは魅惑的だし、ポール・デスモンドの歌うアドリブは心地良い。それに、ジョー・モレロのドラムソロも、“聴ける”内容ではある。 でも、それだけなんだよね。 つまり、最初は面白いけれども、すぐに飽きる。 ハプニングやスリリングさがほとんどなく、決まりきった枠の中をルーティンワークで演奏しているような趣しか感じられない。 それに比べれば、《ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク》は抜群に面白い。 つんのめるような 8分の9拍子。 緊張感で硬くなりつつある身体と頭をほぐす、途中で登場する4拍子のブルース。 このギャップの心地よさといったら。 まるでロックに目覚めたバルトークがプログレをジャズ風に演奏しているような(?)、デイブ・ブルーベックの変態ピアノの真骨頂。文句なしにカッコいい。 9拍子は、3拍子の集積ではなく、2、2、2、3とリズム分解が出来る。 ブルーベックのリフにあわせて数えてみれば、「ははぁ、なるほど」と、よりいっそう曲が身近になるかもしれない。 だからといって、2,2,2,3と数えながら首をふったり、足をゆらしても、すぐに疲れてしまうだろうから止めたほうが良い(笑)。 左右に大きく、ゆ〜ら、ゆ〜らと揺れてリズムを感じると心地よく感じられると思う。 ブルーベックのゴツゴツしたピアノに対して、まろやかでクリーミーなデスモンドのアルトの音色。 見事な対比だ。 ボケとツッコミ、 スイカに塩、 ウナギに山椒、 正反対なキャラが互いを引き立て合うのは、どの世界も同じなのかも。 ブルーベックとデスモンドのコンビも、まさに、デコボココンビと呼ぶに相応しい。 たしか、本家デコボココンビといえば、アボットとコステロだったっけ? |
| (2007/02/23) |
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有名曲、《テイク・ファイブ》収録のアルバム。 メロディを聴けば、「ああ、あれね」と思い出す人も多いのでは? という曲、一時期はCMにも使用されたし、いたるところでよく耳にするメロディなので、旋律だけでもご存知の方は多いと思う。 変拍子の曲を多く扱ったデイブ・ブルーベックの名作『タイム・アウト』。このアルバムは、ゴツゴツしたピアノと、流麗なアルトサックスの対比が聴きどころだ。 アルトサックスは、ポール・デスモンド。 軽やかでフワっとした音色が持ち味のベテランだ。 『タイム・アウト』というタイトルから想像されるとおり、このアルバムには、変拍子の曲が多い。 一般に我々に馴染みのある拍子というのは、「1・2・3・4」の4/4拍子、あるいは「ワルツ」のリズムの「1・2・3」の3拍子がほとんどだが、このアルバムには、もちろん4拍子の曲もあるが、それ以外の、あまり我々に馴染みのない拍子で演奏されている曲が多い。 しかし、流れるようなアルトサックスや、変拍子を巧みにスイングさせているドラムを聴くかぎりでは、複雑な演奏だとはなかなか思えない。しかも、サラリと演奏しているので、気軽に楽しめる内容だと思う。 これら変拍子を苦もなく、当たり前のように叩いているジョー・モレロのドラミングはなかなかだと思う。 ▼オススメ曲・1 《トルコ風ブルー・ロンド(Blue Rondo A La Turk)》 フワッと流れるような<テイク・ファイブ>とは対照的に、こちらは、かなりゴツゴツした印象を受ける曲。 変拍子で演奏されている箇所は、リズムがつんのめるような感じがして、なかなかスリリングだ。 曲の何カ所かに、4ビートのリラックスしたブルースが挿入されるが、このリズムがチェンジした瞬間の緊張のほぐれ具合が、なんとも至福のひとときだ。 ▼オススメ曲・2 《テイク・ファイブ(Take Five)》 演奏時間は5分前後。 「5分休憩をとろう」と、「タイム(拍子)をアウトさせて5拍子の曲をやろうぜ」といった二重の意味が込められたタイトルのようだ。 お馴染みの「あの」メロディ。 ブルーベックのピアノは、ひたすらリフを反復するのみだが、ジョー・モレロのドラムソロは傾聴に値する。 そして、フワリと軽やかなデスモンドのアルトも聴きものだ。 |
| (2002/08/24) |
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