雑想 <▲ home

爆裂バッハ〜ファジル・サイ


トルコ出身のピアニスト、ファジル・サイのピアノが面白い。

一言でいうと、ぶっ飛んでます。
型破りのピアノ自由人、ですね。

奔放というか、壁を突き破っているというか、のびのびと自由に音が空間で踊っているというか。

ようするに、堅苦しいクラシック的なイメージは皆無なんですよね。

当たり前ながら譜面化された既成の曲を演奏してはいるんだけれども、なんていうか微妙に危なっかしいところもあったりするので、聴いていると常にハラハラしてしまう。

このハラハラさは、即興演奏に接しているときのハラハラさに近いかもしれない。

足を踏みならしたり、唸ったりしているところはキース・ジャレットのよう。まるで、身体の全器官を通じて音を発散させようとしているかのよう。
しかし、それゆえに表現のダイナミックレンジは広い。

こういう奔放なバッハもイイもんです。
《イタリア組曲》なんかもう最高!
爽快!
下手なダンスミュージックよりもグルーヴしているかもしれない。

また、グールド好きが聴くと、この手のタイプのバッハははまるかもしれませんね。

(記:2005/09/18) 
(加筆修整:2009/02/18)