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ベ ル ゼ ル ガ


私は黄色を塗るのが苦手だ。
あ、プラモの話ね。

昔から、綺麗な黄色を塗れたためしがない。
あ、筆塗りの話ね。

どうも、濁った黄色というか、淀んだ黄色になりがちなのだ。

あと、筆ムラも目立つし。

ま、黄色っていう色は、昔からそれほど好きな色ではないので(ダークイエローは別)、黄色で塗装しなければいけないプラモは、極力避けてきた私。

ところが、今回は、黄色が重要な役割を占めるプラモを作ることになってしまった。

自宅の押入れの中には、手をつけていないプラモが山積みになっているんですな。
とくに、昔タカラから発売されていたボトムズのAT(アーマード・トルーパー)は、ほとんど揃っている。

押入れの中に死蔵しているだけでは勿体無い、ってことで、たまには、『装甲騎兵ボトムズ』のATのプラモをなにか作ろうと思い立ったのが数ヶ月前。

優柔不断な私はどれを作ろうか迷ったわけであります。

息子に「どれを作って欲しい?」と聞いたら、「ベルゼルガ」を指差した。
私の苦手な黄色が、どころどころに重要なアクセントとして配色されているプラモだ。

子供の目から見ると、やっぱり、「ベルゼルガ」は、カッコいいんですかね?
『青の騎士 ベルゼルガ物語』という、本編から離れたアナザーストーリーも作られるぐらいの機体だからね。

私からすると、オモチャっぽいというかヒーローっぽいルックス過ぎて、ストライクドッグとともに、ボトムズの中では、嫌いなほうの部類に属するATなんだけれども、仕方がない、作りましょう。

で、作りました。
といっても、一気にではなく、ちびちびと。
制作に費やす時間は、朝の10分間だけ。
タイマーで時間をカウントダウンしながら、10分経つとアラームがピピピピ。
作業途中でも、今日のプラモタイムは終わり!なにせ、朝にやらなければいけないことがいっぱいあるけんのう。

こんなセコイプラモタイムを毎日しこしこと繰り返して、ようやく、なんとか、3ヶ月から4ヶ月近くかけて、ようやっと完成しましたですよ。

自分でもちょっと時間がかかり過ぎたなとは思う。
なにせ、今回は塗装に時間をかけすぎたから。

ベルゼルガの基本色の青の重量感を出すか出さないかで、この勝負は決まる!と思った私は、すべての塗装を黒から始めた。
つや消しブラックで下塗りをしてから、少しずつブルーやレッドを混ぜ、重ね塗りを5〜6回繰り返し、少しずつ明度を上げていったんですね。
こうすれば、少しは重量感が出ると思ったから。

…でも、苦労したわりには、効果なかったみたい(涙)。

上腕部や、腿の部分も、最初は黒、黒にグレー、グレー、グレーに白、白にグレー、白、白にイエロー少々と、少しずつ明度を上げて重量感を出していったつもりだけれども、…でも、苦労したわりには、効果なかったみたい(涙)。

いたずらに表面の皮膜が厚くモッテリとしただけで、うーむ、やっぱり、オモチャっぽさのぬぐえない塗装結果になってしもた。

そして、黄色。
これが曲者で、面積は決して広くはないが、この機体のアクセントでもあり、牛丼における紅しょうが的な重要な役どころをしめる色なだけに、気が抜けない。

しかし、やっぱり、うまくいかなかったなぁ。
筆ムラと、過去に重ね塗りをした塗料が溶け出して、またもや淀んだ黄色の出来上がり。

一応、グレーを塗った後に、少しずつ段階を上げて塗装していったつもりなんだけれども、やはり黄色の塗りはうまくいかないもんですなぁ。

もういいや、あとは、汚しで誤魔化しちゃえ!
ってことで、エナメル塗料でウォッシングをして、充分に乾かした後は、水性のクリアコートを遠くから吹き付けて、最後にパステルをまぶして、出来上がり!

なんか、最後の作業は投げやりになってきているので、かなり荒い仕上げになってしまったな。

さて、次はなにを作ろう。


後ろにいるのは、ソ連の重戦車KV-2。
同じ1/35スケールということで並べてみた。

(記:2005/07/29) 
(加筆修正:2005/09/25)