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ある人に、自分が出たライブの映像をダビングして送るために、しばらくぶりに、ここ3年ぐらいの間の自分のライブの映像をプレイバックしてみた。 3年の間には30回以上のライブをやっているので、すべての映像記録は手元にないにせよ、それでも記録の残っている映像に目を通すには膨大な時間を費やしてしまったが、「オレってこんなことも演っていたんだっけ!?」と、忘れていた記憶が蘇ってきたりもして、楽しいひと時だった。 ほとんどフレットレスのジャズベース一本で、ジャズからポップス、変態即興音楽から懐かしのヒットナンバーまでと、まぁよく色々なことを演ってきたものだと思うと同時に、音色が今の音色と随分と違うことに気がついた。 今も昔も弾いているのは同じベースなのだが、随分と円やかな音で弾いていたんだなぁということに驚く。
私は、ジャズベースを弾いているにもかかわらず、ジャコ・パストリアスのようにカリカリとした音色で弾くのはちょっと行き過ぎかなーと思っていることに関しては、今も昔も変わりがない。 どちらかというとプレシジョンの太い音色が昔から一貫して好きだということにも変わりがない。
演奏全体を包み込むように太く、そして、モコモコし過ぎずに、適度にエッジの立った音色。
しかし、今の自分がセッティングしている音色と聴き比べてみると、なんだか微妙に違う。
今の私だったら、おそらく昔ほどは、ちょこちょことつまみを回して音色の調整はしないと思う。
そして、最近の私のセッティングは、以前に比べると、もう少しトレブリーでエッジを効かせた音色にしている。 たしかに音の抜けは良いベースなので、それぐらいに絞っても音は通っていたけれども、ビデオから聞こえる自分のベースの音は、やっぱりエッジの無いモッサリとした音色に感じる。
弾いているうちに、ステージをこなしているうちに、自分の好みやセッティングも微妙に変わってくるものなのだなと痛感した次第。 これは、成長なのか、退化なのか。
(記:2003/07/06)
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